その他の避妊法
当院では、子宮内避妊具として、銅付加IUDを使用しております。
銅付加IUD(避妊の目的で子宮内に装着する小さな器具)は本体に巻きつけられた導線から生じる銅イオンが受精や着床を妨ぎ、子宮内への精子の侵入を抑え、妊娠を防ぎます。世界で多くの女性が使用している効果の高い避妊法です。
有効期間は5年です。
※銅が付加してあるため、MRIでの検査予定のある方には不向きです。
IUS(黄体ホルモンを付加した器具)を子宮内に装着することで子宮内膜の増殖が抑えられ、より高い効果で受精卵の子宮内膜への着床を防ぐことができます。
IUSも一度装着すれば5年間の避妊が可能です。また、子宮内膜増殖が押さえられるため月経量が少なくなり、月経痛の改善もできます。
銅付加IUDと同様に事前検査が必要です。
- カウンセリング(問診)
事前検査として(内診、超音波、感染症、頸がん細胞診、体がん細胞診)を行います。
- 検査から2週間後、結果に基づき避妊具を装着いたします。
- 装着後初めての生理後に、避妊具の状態を確認するため超音波検査を受けていただきます。
- 装着3ヶ月後に再び、超音波検査にて確認させていただきます。
■ 定期的に検診を行ってください
体全体には作用せず子宮内部でのみ機能するため、授乳期間、出産後、更年期などさまざまなライフスタイルの女性に適しています。
ただし、避妊具の状態確認のためにも、1年に1回の検診を受けていただきます。
■ 産後に避妊具をいれたくなったら...
出産後に避妊具を装着する場合、子宮の回復(産後6週間以上)を待ってから挿入しますが、産後でも最初の性交為から避妊が必要ですので、産後の装着が可能な6~8週程度の早い時期に装着するとよろしいかと思います。産後6週間を過ぎれば授乳中でも使用できます。
ご希望の方はご相談ください。
■ あなたに合った避妊法は??
◎特に適している ○適している △適さない場合がある ×適さない
※どの避妊法が適しているかは個人差がありますので、医師にご相談ください。
■ コスト比較